[お話を伺った方]広報・ジュニア指導担当 田代 悠夏 様チームの勝利につながる機会の創出として“ねむりの応援団”を活用 近年、世界を舞台に活躍するプロスポーツ選手をはじめ、多くのアスリートが運動パフォーマンス向上に睡眠を活用しています。睡眠は、身体の疲労回復、脳の休養、記憶力・集中力の向上、メンタルヘルスの安定、免疫力向上など様々な役割があると言われています。試合で最高のパフォーマンスが求められるアスリートにおいては、睡眠がトレーニングや試合で消耗した体力を効率的に回復し、安定したコンディションを維持する上で重要な役割を果たしていることは周知の事実です。実際にこれまでの研究結果(※1,2)でも睡眠時間によってパフォーマンスの維持・向上に影響を与えることが証明されています。プレーに関する問題は監督やコーチが解決していますが、身体に影響してくる睡眠についてはこれまで手をつけたことがありませんでした。選手一人ひとりが睡眠に対する意識を持つことで心身ともに健康の土台が形成されて、選手自身の意識が高まることでパフォーマンス向上に繋げていきたいと思っています。オムロンピンディーズにおいて選手の睡眠を整えることでパフォーマンスを向上させ、チームの勝利につながる機会の創出を目的として活用することに至りました。改善効果を選手自身が実感している睡眠に対する課題をねむりの応援団の導入以前から耳にしていました。実際に睡眠に関する問題を選手に聞いてみたところ「寝つきが悪い」「むくみが取れない」などいろんな課題をもっていることが改めて分かりました。ねむりの応援団を導入してからは、「寝つきがよくなった」「むくみが取れた」「目覚めがよくなった」ということを選手自身が実感していますし、取り組んでよかったです。また、選手自身が自分のプレー以外の時間をより質の高いものにしていこうという意識が高まったと思います。24時間という限られた時間の中で、食事や別のことをしていると睡眠をちょっと削ってしまう選手もいると思います。ねむりの改善プログラムに取り組むことによって、睡眠の重要性を感じて睡眠以外の時間をどうやってコンパクトにするのか意識するようになったと思います。実業団に関わらず、一般企業の社会人にも同様のことが言えると思います。講演会や子供の指導でも“睡眠”を伝えることができる今後地域クラブに移行する予定です。その中でプロ契約選手も増えてくることが考えられます。プロ選手にはプレー以外の生活面でのサポートとしてねむりの応援団を取り入れることで、睡眠が大事だということを実感できると思います。そして実感したことを、講演会や子供の指導時にも伝えていけると考えています。「どういうもの食べたら睡眠に役立つのか」「何時間くらい寝たらいいのか」といった具体的なアドバイスができることで、選手自身のプラスの知識やスキルとして返ってくると思います。選手一人ひとりのパフォーマンスに直結することはもちろんですが、睡眠の質を上げることによって心と身体を上手く調整してより高いレベルに行きたいと思っています。《ねむりの改善プログラム 参加者のお声》“熟眠感が得られ、「よく眠れた」感覚で1日をスタートできるようになりました”(宇野史織 選手)もともと寝付きが良くなく、長年睡眠に悩みを抱えていました。できることは色々と試すものの上手くいったり、いかなかったりという状態でした。ねむりの応援団では、パーソナルトレーナーの方に自身の睡眠データを客観的に分析いただき、睡眠状態をわかりやすく説明いただきました。そのアドバイスが的確で、とても良かったです。自身の睡眠データが綺麗に整うよう伴走いただいたことで、終了時には寝つきの時間が短縮し、中途覚醒の頻度が減少するなど、睡眠改善の効果がみられました。これまで「今日も眠れなかったな」で1日が始まっていたのを「よく眠れた」で1日を始めることができ、気持ちの持ちようが変わりました。“アスリートに重宝する睡眠改善プログラムだと感じました”(並木梨紗 選手)十分な睡眠が得られていないことによって練習中に頭が回っていない実感があり、これまで色々試してみましたが、あまり効果が得られず…半信半疑のまま参加しましたが、自分でも驚くほど睡眠が改善しました。ねむりの応援団は、睡眠状態を数値とグラフで確認でき、毎日の睡眠の良し悪しが可視化できるので、前日を振り返りながら改善に向けて実践しやすかったです。パーソナルトレーナーからのアドバイスを実践すると、自分でも驚くほど睡眠が良くなり、今までは「眠いから、あと5分くらい寝たい」と思っていた朝の目覚めが変わり、朝パッと起きれることが増えました。睡眠の質が良いと思うことも増えました。午前中練習の日は特に練習に入る時の頭の回転や身体の重さも睡眠によって変わってくるので、睡眠の質が上がればパフォーマンスのアップに直結することを実感しました。アスリートに重宝するプログラムだと感じました。“睡眠改善でパフォーマンスが上がったことを実感しました”(渡辺直葉 様:2024年3月まで選手として活動)ハンドボールで運動量が多い時に寝つきが悪かった時期があり、どう改善したらいいか考えてたところでした。ねむりの応援団に参加してからは、本当に良く眠れるようになり、睡眠が改善できたことで次の日の目覚めが良くなりました。それだけでなく、1日の中で日中眠くなる頻度が少なくなりました。睡眠改善のパーソナルトレーナーは、初対面でも話しやすい方で色々伝えることができました。LINEで連絡を取るのが楽しくて。プライベートや趣味の話などもできたのもあり、そのおかげで睡眠に関する相談がしやすかったです。睡眠が改善されてから眠くなくなったことで、ハンドボールや仕事でも頭を使うときのパフォーマンスが上がったと実感しています。“チーム全体の睡眠に関する意識が上がったことによるパフォーマンスアップを期待”(田代悠夏 様:運営スタッフ) チームの課題を発見し、プレーの解決策を見つけ出すことは監督コーチで対応できますが、選手の睡眠に関しては専門家の力を借りることで、パフォーマンスはもとより、心も身体も調整してより高みを目指せたらと思い、導入を行いました。これまでマットレスや枕は良いものを使用していましたが、ねむりの応援団のように個々の睡眠を見て、アドバイスを受ける機会はなかったので、普段の睡眠を可視化し、専門家のアドバイスを受けながら睡眠改善に取り組めたことが良かったです。チーム全体の睡眠に対する意識が上がり、十分な休息を取ることでパフォーマンス向上が期待できる効果を確認できました。“睡眠改善による効果を期待しながら、チームとしての挑戦を継続していきます”(勝田祥子 GM)ねむりの応援団を通して「就寝時刻や起床時刻を決め、規則正しく生活を送ることがパフォーマンス向上につながると感じた」など、睡眠の質の向上によってパフォーマンスにつながっている実感を持っている選手が多く、「適切な睡眠をとることで、疲労回復に活かしたい」といった前向きな声も多くあがりました。今後もメンバーそれぞれがねむりの応援団で学んだことを継続し、チームを勝利に導く活躍を期待します。オンロンピンディーズの活動を通じ、ハンドボール界全体を盛り上げ、地域活性化の起爆剤となれるようチームとしての挑戦を続けていきます。導入事例動画を見る%3Ciframe%20width%3D%221280%22%20height%3D%22720%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2FNnW1WOqKseQ%22%20frameborder%3D%220%22%20allow%3D%22accelerometer%3B%20autoplay%3B%20encrypted-media%3B%20gyroscope%3B%20picture-in-picture%22%20allowfullscreen%3E%3C%2Fiframe%3E参考文献※1 「The Effects of Sleep Extension on the Athletic Performance of Collegiate Basketball Players」(Cheri D. Mahほか、2011年)https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3119836/※2 「Visual discrimination task improvement: A multi-step process occurring during sleep」(R Stickgoldほか、2000年)https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/10771409/