関連記事:ストレス値の改善に効果的!ねむりの改善プログラムとは?健康の3大要素健康の3大要素と言われる食事・運動・睡眠。企業で健康経営施策を実施するにあたって3つの要素に関わる施策を行っている企業は多いのではないでしょうか。その中でも睡眠は、食事や運動の効果を引き出す土台であり、睡眠が乱れると他の健康要素も崩れてしまいます。そのため、睡眠を優先的に整えることが、健康を維持する第一歩といえます。しかし、睡眠に関する施策は他の健康要素と比較して企業で取り組むことが難しいという課題があります。例えば、食事であれば社員食堂のメニュー改善や栄養講座の開催、運動であればジムに通う費用の補助や運動イベントの実施など、具体的で分かりやすい施策を展開しやすいです。しかし、睡眠となると、個人のライフスタイルやプライベートな要因が大きく影響するため、画一的な取り組みが難しいのです。また、睡眠は「見えない課題」であることも障壁となっています。食事や運動のように目に見える行動変化が即座に分かるわけではなく、睡眠改善の効果は徐々に現れるため、従業員の意識やモチベーションを維持することが難しいケースも少なくありません。こうした課題を踏まえ、私たち「ねむりの応援団」では、企業の従業員向けにオンラインでの睡眠アドバイスを行い、従業員一人ひとりが無理なく取り組める方法を提案しています。その一例として、以下のようなアプローチを採用しています。オンラインでの睡眠アドバイス(1on1)の流れ当プログラムでは、同意いただいた従業員に睡眠センサーを貸し出し、取得したデータをもとに「ねむりのパーソナルトレーナー」(睡眠改善インストラクター、管理栄養士、看護師、保健師などの有資格者)が、個々の生活習慣に合わせた睡眠改善をサポートします。オンライン形式での1on1を、睡眠改善の進捗に応じて約2回実施します。【1回目の1on1】まず、計測した睡眠データの説明を受け、その後、睡眠に関する悩みや疑問を共有します。個別の状況に基づいた改善提案を受けながら、具体的なアクション目標を設定し、今後の改善に向けた取り組みをスタートします。【2回目の1on1】2回目の1on1では、参加者が睡眠改善の体感を振り返ります。効果を実感できたアクションは継続し、取り組みにくかったり、効果が薄いと感じたアクションについては、トレーナーとともに別の改善策を検討します。参加者の体感や睡眠データをもとに、良かったポイントや追加のアクションを設定し、継続的な睡眠の質向上をサポートします。これらの取り組みを通じて、企業の健康経営を全力でサポートしていきます。睡眠を整えることで、社員一人ひとりのパフォーマンスとウェルビーイング向上を目指します。詳しい1on1の流れについては、以下の動画をご視聴ください。%3Ciframe%20width%3D%221280%22%20height%3D%22720%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2FR6msy8gw45M%22%20frameborder%3D%220%22%20allow%3D%22accelerometer%3B%20autoplay%3B%20encrypted-media%3B%20gyroscope%3B%20picture-in-picture%22%20allowfullscreen%3E%3C%2Fiframe%3E従業員が抱えている睡眠の悩みとは実際にねむりの応援団に寄せられる悩みの割合をみると、最も多いのは「寝つきや目覚め」に関するもので22%、次に「夜間の覚醒」に関する悩みが19%、そして「睡眠の質向上」に関する相談が17%と続きます。相談内容は個々の生活スタイルや環境によって異なるため、幅広いケースに対応できるようサポートを行っています。相談者の年齢層は?「ねむりの応援団」に寄せられる相談者の年齢層をみると、50代が最も多く33%、次いで40代と30代がそれぞれ25%、20代が13%、60代が4%となっています。特にミドル世代(40代・50代)の相談が多く、全体の半数以上を占めています。この世代は仕事や家庭の責任が重く、ストレスや生活リズムの乱れが睡眠に影響を与えることが多いため、より具体的なアドバイスが求められています。睡眠の悩みを克服したAさんの成功事例ここからは実際にオンラインでの1o1を受け、睡眠改善に取り組んだ参加者の事例についてご紹介いたします。【悩みの共有】Aさんには、長年抱えていた睡眠に関する2つの大きな悩みがありました。若い頃はどこまでも眠れたのに、年齢を重ねるにつれて夜中に何度も目が覚めるようになった。産業医との面談では「年のせい」としか言われ、サプリメントなども試したものの効果が続かず、諦めかけていた。トレーナーによるアセスメントを実施したところ、以下のような状況が明らかになりました。睡眠時間が短く、睡眠負債が蓄積している。就寝時刻・起床時刻は概ね整っており、起床時刻を遅くするのは難しい。 【改善のためのアクションとその結果】Aさんには、無理のない範囲で就寝時刻を早めることを含む3つのアクション目標を設定しました。その結果、以下のような改善が見られました。中途覚醒時間:1回目の面談前には平均56分だったものが、12.9分に減少。睡眠時間:平均4時間39分から5時間34分に増加。個々の環境や睡眠状況に寄り添い、無理のない形でアクション目標に取り組んでいただいたことで、Aさんの睡眠の質は大きく向上しました。睡眠に悩む方は、年齢のせいと諦めずに、自分に合った方法を見つけることが重要です。アクション目標は、個々の生活リズムや課題に応じて設定するため、本記事では具体的な内容は記載していません。睡眠の悩みは人それぞれ。だからこそ、パーソナルなサポートで確実な変化を実感できる仕組みになっています。 【実際に配布している睡眠レポートより】1on1終了後に、日々の睡眠について手書きのレポートをお渡ししています。いつでも振り返りができるので、睡眠を見直す際にお役立ていただいています。睡眠を変えるならねむりの応援団健康経営の効果を高めたいとお考えなら、「ねむりの応援団」がおすすめです。企業全体での睡眠知識の醸成や、LINEを活用した睡眠相談に加え、睡眠に関するお悩みが深い従業員様には、伴走型のオンライン1on1を実施するなど、企業ごとの課題に合わせたサポートを提供いたします。睡眠は、食事・運動と並ぶ健康の三大要素の一つ。質の高い睡眠は、健康や心の安定、そして日々のパフォーマンスに大きな影響を与えます。「ねむりの応援団」とともに、企業全体の健康と生産性向上を目指しませんか?参考資料:ねむりの応援団 サービス資料