高ストレスを改善する対策を紹介高ストレスの改善は、個人のセルフケアに任せるばかりではなく、企業から社員に働きかけることが可能です。自社で取り組める高ストレス改善の対策を紹介します。EAP(従業員支援プログラム)EAPとは、メンタル不調を抱える社員を支援する制度のことです。相談できる機関を設け、社員のメンタルヘルスを管理します。主な取り組み内容は、健康相談窓口の設置や、職場環境の改善支援などです。EAPは内部EAPと外部EAPがあり、それぞれメリット・デメリットがあります。内部EAPとは自社にカウンセラーを常駐させる形態です。社員が移動することなく気軽に相談できるメリットがあります。ただしカウンセラーの人件費がかかるため、コストが大きくなることもあるでしょう。外部EAPは外部組織に委託するため、職場内では話しづらいことも、気軽に打ち明けられるメリットがあります。内部EAPに比べて職場の事情を知らないデメリットはあるものの、専門員の経験値でカバーできることも多いです。カウンセラーを社内に常駐させるより、コストを抑えやすくなる点も特徴の一つです。産業医面談産業医が社員の健康状況や職場環境を確認し、就労可否の判断や健康指導などをすることを、産業医面談といいます。産業医は面談した社員にアドバイスするだけでなく、企業に対しても社員の健康管理について助言するものです。産業医面談の効果には、ストレスの解消や、休職率・退職率の低下などが挙げられます。面談では職場で話せないことも打ち明けられるため、社員のストレス軽減につながるからです。メンタル不調の早期発見などにより、休職や退職を未然に防ぎやすくなります。ストレス改善に効果的な産業医面談ですが、産業医を配置するためには、それなりの費用や時間が必要です。予約制で利用回数が決められている場合が多いため、社員の都合に合わせづらいこともあるでしょう。睡眠改善高ストレスの改善に効果的な施策として、睡眠改善が挙げられます。これまでは、ストレスがメンタルヘルス不調を招き、その結果不眠につながるものと認識されてきました。しかし最近の研究では、不眠がメンタルヘルス不調に影響を及ぼすものとわかってきたのです。睡眠改善にはストレス軽減や、メンタルヘルス不調の予防につながる効果があります。EAPや産業医面談も効果的ですが、社員によっては抵抗を感じる場合もあるでしょう。睡眠改善であれば、多くの人にとって身近なテーマであるため、取り組みやすいといえます。NTT PARAVITAが提供する「ねむりの応援団」は、企業が社員に提供できる「ねむりの改善プログラム」です。社員の利用状況を把握しつつ、効果的な睡眠改善の施策が受けられることで、社員のメンタルヘルスケアにもつながります。関連記事:メンタルヘルス対策は何をしたら良い?個人向け・企業向けの対策具体例6選ねむりの応援団の内容とはねむりの応援団の料金体系は、「スタンダードプラン」と「スタンダードPlusプラン」の2種類です。スタンダードプランでは基本機能を利用できますが、スタンダードPlusプランには基本機能に加え、オプション機能と施策を展開するためのサポートが追加されます。ねむりの応援団が提供する、基本機能やオプション機能など、具体的なサービス内容を見ていきましょう。コンテンツ配信などの基本機能基本機能では、社員向けと企業向けにそれぞれサービスを提供しています。このサービスで、社員はLINEを利用した睡眠相談や睡眠に関する配信コンテンツの視聴、自身の睡眠やストレス状況の把握が可能です。企業には、プログラムの利用状況に関するレポートが、定期的に報告されます。LINE相談はAIやチャットボットが返答するのではなく、看護師や保健師といったねむりのパーソナルトレーナーが回答するため安心です。コンテンツなどをよく視聴し、睡眠改善に向けた取り組みを実施していきましょう。睡眠センサーを活用したオプション機能オプション機能になると、社員の自宅に睡眠センサーを設置し、計測した睡眠情報を基にオンライン面談を実施します。基本機能よりもさらに睡眠改善の効果が期待できるため、高ストレス者や不眠レベルの高い社員におすすめです。睡眠センサーで得た情報はレポート化されるため、自身で睡眠状況を把握できます。レポートを基にねむりのパーソナルトレーナーとオンライン面談を実施し、改善に向けた取り組みを一緒に検討していきましょう。面談ではねむりのパーソナルトレーナーが、アドバイスを手書きでレポートに書き込みます。それらはLINEでいつでも閲覧できるため、とても便利です。参考資料:スリープテックを活用した健康経営の進め方参加者促進まで伴走するサポート「施策として展開したいが、他の業務に追われて時間がない」、「初めて実施することなので、どのように計画を立てればよいか分からない」といった担当の方には、サポートの利用がおすすめです。サポートでは、実施計画書の作成や参加者促進の素材提供など、導入担当者が社内に施策を展開するために必要な業務を伴走。参加者向けの説明会も実施し、社員が取り組みやすい環境を作ることで、職場改善をサポートします。サービスの利用状況も定期的に報告し、効果検証まで実施するので、社内へ結果報告をしやすくなるでしょう。課題別の導入事例を紹介参考資料:企業での活用方法とは? ねむりの応援団 課題別導入事例ねむりの応援団は、企業が抱える悩みに効果をもたらしてきました。これまで多くの企業がプログラムを実施してきましたが、直面している課題はさまざまです。課題別に取り組み事例を紹介します。高ストレス者数の低減を図りたいある家電販売企業では、社内でストレスチェックを実施していたものの、それらを解決する施策までは着手できていませんでした。高ストレス者数の低減を図りたいという課題を解決すべく、同社はねむりの応援団のスタンダードPlusプランを利用します。全国で多数の店舗を展開していましたが、まずは主要な店舗のみ施策を実施することになりました。実施計画の策定や参加者募集は、約3カ月かけて取り組んでいます。主要店舗の取り組みを1年、翌年度にエリアを広げ、実施店舗を拡大する計画です。施策をスモールスタートで始め、徐々に範囲を拡大する事例になります。不眠症改善と生産性の向上に取り組みたい交代勤務や夜間勤務が多い、製造企業の事例です。社員の不眠症改善と、生産性の向上を課題としていました。業務の関係上、不規則な生活リズムになりやすいため、社員の健康を守り働きやすい環境をつくるためにも睡眠改善は急務といえる状況でした。元々健康経営優良法人として、睡眠改善に関心があった企業です。スタンダードPlusプランを利用し、社員の睡眠改善を実施しました。対象者として、交代勤務や夜間勤務がある社員を選定します。基本機能に加え、オプション機能でしっかり対策を実施しました。また施策の導入はサポートでフォローし、課題解決に向けて伴走します。年齢層に左右されない施策を実施したい電気機器業の労働組合では、組合員向けにさまざまな施策を実施していました。しかし施策の効果検証ができていないことや、年齢に関係のない施策を展開したいという課題に直面します。誰もが身近なテーマとして興味を持ちそうであること、健康で長く働けることを目的としたことから、睡眠改善に着手することになりました。対象者は組合員全員としますが、選んだプランはスタンダードプランです。人数が多いこともあり、センサーを用いるオプション機能よりも、誰もが手軽に参加できる基本機能を選択しました。約3カ月でチラシなどにより参加者を募り、約半年かけて施策を実施する計画を作成。その後半年間で、効果検証の実施を検討しています。健康課題のみをフックにしたものではなく、参加しやすい取り組みとして利用した事例です。参考資料:実際の導入効果が知りたい! ねむりの改善プログラムの効果従業員の睡眠改善施策を活用して、高ストレス者の改善に取り組もう企業が取り組める高ストレス者への対策には、EAPや産業医面談などがありますが、睡眠改善も効果的な施策としておすすめです。誰もが参加しやすいテーマであり、取り組みやすいものといえるでしょう。ねむりの応援団が提供する料金プランは、スタンダードプランと、スタンダードPlusプランです。下記のお役立ち資料では、これらの具体的な金額や、300人規模の会社に導入した場合の予算例などを掲載しています。興味のある方はぜひ資料をダウンロードしてみてはいかがでしょうか。参考資料:すぐにわかる「ねむりの応援団」3点セット