関連資料:すぐに取り入れたい! 健康経営銘柄に最多認定される企業の 取り組みの秘訣とは?健康経営の課題は“従業員の参加促進”健康経営の実践において“従業員の参加促進”は、企業にとって大きな課題のひとつです。「アドバンテッジリスクマネジメント」が一般企業の従業員1000人に対して実施した「健康経営に関する実態調査」によると、半数以上の56.8%の従業員が健康経営の取り組みについて関心がない状態でした。従業員が健康経営に無関心だと、いくら良い健康セミナーやイベントを行っても参加者は増えません。若年層など健康に無関心な人たちをどう意識づけし、行動変容に導くかが課題と言えるでしょう。従業員が参加したくなる健康経営施策への3ステップ1. 健康経営を行うと宣言をする実は「自身が勤める企業の健康経営の方針や計画を知らない」という人は少なくありません。まずは従業員にしっかりと健康経営を行う旨を宣言し、健康経営に取り組む目的やメリットもしっかり伝えましょう。社内周知が高まれば、社内の健康経営に対する温度感も高められます。2. 従業員の健康意識チェックを行い悩みや課題を知る日本調剤が実施した「ビジネスパーソンの健康に関する意識」の調査で、健康に不安を感じる要因を上の表のように発表しました。要因トップ4は以下の通りです。1位 疲れやすい2位 肩・首のこりがひどい3位 体がだるい、重い4位 寝ても疲れが取れない「疲れやすい」「体がだるい、重い」「寝ても疲れが取れない」の3つは、睡眠不足・睡眠障害が要因になりやすい症状でした。従業員の健康意識をチェックすると、企業側だけでなく従業員自らも健康に関する悩みや課題を認識できます。チェック結果を元に、課題・悩みの分析や関心度の高い項目の抽出などを行い、どの項目にどのようにアプローチすればより効果を発揮できるのかを考えてみましょう。3. 「楽しさ」や「メリット」が感じられる施策を現代社会人の多くは、仕事やプライベートで日々忙しく過ごしています。そのため、楽しさやメリットを感じないと健康経営の施策参加には至らないでしょう。参加特典、社内交流、ゲーム性など楽しさが感じられるイベントや、睡眠・食事・運動など多くの人が気になる健康への取り組みを企画することで、参加率アップが目指せます。イベントや施策を行ったあとは、社内報などでの結果報告も大切です。今回参加できなかった人や興味がなかった人にもしっかりと良さをアピールしましょう。しかし、「一から企画・運営をするのは負担が大きい」と感じる企業も少なくないはずです。そんなときは、サポート体制が整っている外部サポートを利用するのもひとつの手でしょう。NTT PARAVITAの「ねむりの応援団」では、睡眠についての分析・相談・アドバイスなどが受けられ、従業員お一人おひとりの睡眠改善をまるごとサポートします。関連資料:ねむりの応援団 サービス資料参考にしたい健康経営の取り組み事例3選【株式会社J-POWERビジネスサービス】睡眠改善によるメンタルヘルスケア対策株式会社J-POWERビジネスサービスでは、睡眠改善を通してメンタルヘルスケア対策を行う「ねむりの応援団」を導入しています。まずは睡眠セミナーを実施し、アテネ不眠尺度(世界共通の不眠症の判定方法)を用いて、従業員の睡眠状況を把握します。その中で、睡眠に悩みを抱える人に睡眠センサーを貸し出し、日々の睡眠データを計測。その睡眠データを元に睡眠改善の専門スタッフによるオンラインアドバイスを受けてもらうことで、睡眠改善を行い、メンタル不調者を未然に減らす取り組みを行っています。【伊藤忠エネクス株式会社】特典付きのウォーキングイベント伊藤忠エネクス株式会社では、ウォーキングイベントを実施。ランキングによる賞品進呈や抽選会、歩数に応じて寄付など、参加者の声を聞きながら回を重ねるごとにアップデートしています。ウォーキングイベントがきっかけで、ウォーキングが習慣化され、減量につながったという方もいるようです。【エコワスプラント株式会社】エコ通勤手当とラジオ体操廃棄物処理を行うエコワスプラント株式会社では、2㎞以上徒歩または自転車で通勤する全従業員に「エコ通勤手当」を支給しています。また、工場では勤務時間内にラジオ体操を行い、運動の奨励にも力を入れています。まとめ健康経営の成功には、多くの従業員が健康経営施策に関心を持ち、楽しみやメリットが感じられる施策を実践することが大切です。まずは従業員の健康に関する悩みや課題を知り、他の企業の施策も参考にしながら、どのような施策が従業員に刺さるのか考えましょう。社内で一から企画・運営することが難しい場合は、健康経営施策をまるごと請け負ってくれるサービスを利用するのもひとつの手です。関連お役立ち資料:今日から始めよう! 健康経営のハンドブック(実践編)参考・RenoBodyウォーキングイベントサービス.伊藤忠エネクス株式会社 様 導入事事例 https://renobody.jp/corporation/healthmanagementcase/itcenex/(参照2024.02.01)・アクサ生命保険株式会社.Voice Report 株式会社エコワスプラント https://www.voice-report.jp/report/2020_100/ (参照2024.02.01)