柳沢正史教授監修・自宅で取り組める睡眠改善サービス「SOMNO+」はこちら寝床=眠る場所ベッドやお布団などの寝床が眠るための場所であることは、ご存知のとおりです。しかし、「眠る」以外の用途で寝床を使う方がいらっしゃることも事実です。「眠る」以外の用途で寝床を使っていると「寝床=眠る場所」という認識が薄れ、いざ寝床で眠ろうとしても脳と身体がスムーズに眠りに入ってくれないという状況を招きます。寝床はあくまでも眠るための場所。寝床では眠ることを徹底し、寝床に入れば筋肉が緩み、副交感神経が優位になり「睡眠モード」に切り替わるという仕組みを作ることが重要となります。まずは、改めて「寝床=眠る場所」と認識しましょう。刺激統制法の考え方睡眠改善を目的として実施される非薬物的アプローチの中に、刺激統制法がございます。刺激統制法とは、本来、眠りを促す刺激であるはずの「寝床」が正常に刺激として働かなくなっている状況において、刺激をコントロールする方法です。刺激統制法の考え方をいくつかご紹介いたしますので、できそうなことからチャレンジしてみましょう。「眠る」以外の用途で寝床を使わない眠気が生じてから寝床に入る寝床に入った後10~15分寝つけないときは寝床を離れる「寝床=眠る場所」と認識し、眠りのスタートラインを意識することが大切です。寝床をソファに変身?!「眠る」以外の用途で寝床を使わないことが重要と言っても、お部屋のレイアウト上、どうしても起きている時間の生活空間として寝床を使わざるを得ない方もいらっしゃるかと思います。そういった場合は、起床後、寝床全体を覆うように大きな布をかけ、寝床をソファに変身させることをオススメいたします。そして、眠るときには布を外し、ソファから寝床に戻します。このひと手間により、布がかかった「ソファ」と布が外された「寝床」を別物として認識することが可能となります。ご自身の生活スタイルに合わせて、取り入れてみていただけると嬉しいです。参考文献・基礎講座 睡眠改善学 第2版 P.191(2019,白川 修一郎ほか)・誰でも簡単に疲れない体が手に入る 濃縮睡眠®メソッド P.140-146(2021,松本 美栄)