柳沢正史教授監修・自宅で取り組める睡眠改善サービス「SOMNO+」はこちらセロトニンの概要セロトニンは、「幸せホルモン」と呼ばれる所以となった脳の状態を安定させる作用だけでなく、自然な眠りを誘う作用を持つ「メラトニン」の生成や細胞の修復、抗酸化作用、アンチエイジングなどの働きを持つことが分かっています。メラトニンはセロトニンを材料にして生成されるため、日中のセロトニン分泌を心掛けることで夜間のメラトニン分泌が促進され、夜間ぐっすり眠れるようになる仕組みを作ることが可能となります。効率的なセロトニン分泌のためにセロトニンを分泌させる方法としては、・太陽の光を浴びること・セロトニンの材料となるトリプトファン(必須アミノ酸)を食事から摂取することが有名です。これに加えて、リズム運動もセロトニン分泌を促す効果が高いと注目されています。リズム運動には呼吸・歩行・咀嚼などがあり、今回は「呼吸」と「歩行」を掛け合わせた方法をご紹介します。三呼一吸法の実践方法三呼一吸法とは、その名の通り「3回吐いて1回吸う」呼吸法で、腹筋を動かす腹式呼吸に相当します。① おへその少し下あたりにある丹田をへこませるよう意識しながら、「フッフッ」と鼻から短く2回吐く。② 3回目の「フー」で息を吐き切る。③ 鼻から大きく1回吸う。④ ①~③を5~30分継続して実施する。このように呼吸を意識するだけでもリズム運動は発生しますが、歩きながら実施することで歩行のリズムも加わり、より多くのセロトニン分泌が期待できます。通勤やお買い物の際は呼吸も意識しながら歩き、快眠へつなげていただけると嬉しいです。参考文献・応用講座 睡眠改善学 P.127(2013,堀 忠雄ほか)・睡眠にいいこと超大全 P.118-119(2021,トキオ・ナレッジ)・幸せホルモンあふれる セロトニンヨガ P.14-15(2023,野村賢吾)