柳沢正史教授監修・自宅で取り組める睡眠改善サービス「SOMNO+」はこちら湯船につかりゆっくりお風呂に入ることは、漠然と「身体に良いこと」とイメージされやすいと思いますが、睡眠に対しても良い効果があることはご存じですか? その理由には、体温の変動が関係しています。私達の深部体温(体の中心の温度)は日中に高く、夜間に低下します。この深部体温が低下するタイミングで眠気を感じる仕組みがありますが、より落差が大きくスムーズに深部体温の低下が起こると、寝つきが良くなったり、ぐっすり眠れることが期待できると言われています!お風呂につかると深部体温が上昇しますが、その反動で体は深部体温を下げようとする働きが起こり、結果として深部体温の低下が、落差が大きくスムーズになるのです。このメカニズムの恩恵が十分に得られる入浴のコツをご紹介します!【睡眠の質を高めるお風呂の入り方】①38~41度のお湯に15分~20分つかる。 熱すぎず、ややぬるめと感じる湯温でゆっくりつかることがポイントです②浴室を出て1~2時間後に就寝する。(室温により、汗がひいて手足が冷えきる前が目安) 深部体温がスムーズに低下しているタイミングに合わせて眠るのがポイントです。 ※42度以上の熱いお湯につかると交感神経が活発になり、ねむりに適した副交感神経が 優位な状態に切り替わるまで時間を要します。 熱いお風呂が好きな方は早めに済ませていただくのがおすすめです。 【シャワー浴でも効率的に深部体温を上げる方法】①足湯を併用する。 洗面器にお湯をはって足をつければOK。②大きな動脈がある首筋や脇の下などにシャワーをかけ温める。 より良い睡眠がとれるよう、毎日の入浴習慣にご紹介した少しのコツを 意識してみてくださいね。 参考文献・白濱龍太郎(2017)1万人を治療した睡眠の名医が教える 誰でも簡単にぐっすり眠れるようになる方法 ・応用睡眠改善学(2013)p154